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医療機器卸の倒産としては過去最大、自己破産申請へ

企業の破産・再生

東京の医療機器卸企業の「ジェミック株式会社」は、10月31日に事業を停止し、弁護士を通して自己破産を申請する見込み。

東京の「ジェミック株式会社」は、1984年(昭和59年)3月に設立。
総合医療コンサルティングの「アイテック株式会社」の100%子会社となる。

ジェミック株式会社はアイテック株式会社における、『医療機器販売部門』を担当、病院、施設用機器設備、一般医療、福祉機器に至るまで、実験用・学校用理科学機器、研究所設備機器といった機器の販売を手がけていた。

聞き覚えのあるMRIやCTといった画像診断機器をはじめ、麻酔器、人工呼吸器などの手術室用の機器をはじめ、リハビリ機器など医療に関わる様々な機器を幅広く扱っていた。

2018年からはインドネシアへ進出。
2022年3月期の年売上高では、約120億8700万を計上。

大手企業との取引も多く、安定した業績を維持していたが、粗利率は2%と収益性が極めて低く、課題となっていた。そこへ、親会社にあたるアイテック株式会社の業績が悪化し、10月17日に民事再生法を申請した。

その後も、事業継続を模索していたが急速に資金繰りが悪化し、アイテック株式会社に連鎖するように自己破産申請となった。

負債は約110億3400万円となり、医療機器卸の倒産としては過去最大になる模様。

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