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借金の取り立てに困ったら

宮城&福島両県で、それぞれ今年最大の倒産へ

企業の破産・再生

宮城県の「(株)Sharp Document 21yoshida」は、2021年7月15日に仙台地裁へ民事再生法の適用を申請した。

「(株)Sharp Document 21yoshida」は、2002年(平成14年)10月に設立された事務用機械器具卸売業者。シャープ製品販売店として本店は宮城県に、その他、札幌、埼玉、東京、横浜、大阪、福岡、郡山と7拠点を設け、大手メーカーのデジタル複合機の販売及び保守、ネットワーク構築やPC向けセキュリティシステムの販売などを手がけて、上場企業を除いた業容では全国トップクラス。ピーク時の年売上高は約36億2200万円を計上していた。

しかし、近年は業績の伸び悩みに加え、金融機関やリース債務において多額の簿外債務が発覚。そのため売上は約23億7000万円へ減少。当期純損失は約32億5700万円となり、約30億円の債務超過に転落した。

負債は、(株)Sharp Document 21yoshidaが債権者約14名に対し約83億円。また、福島県にある関連会社の「(株)吉田ストア」も、同日福島地裁会津若松支部へ民事再生法の適用を申請した。負債額は約23億円。2社合計で約106億円。2社それぞれ宮城県、福島県内で今年最大の倒産。

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