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自動車部品製造で過去最大の負債。簡易再生申請へ

企業の破産・再生

埼玉県の、自動車部品製造会社「マレリホールディングス(株)」は、2022年7月7日に東京地裁へ簡易再生を申請した。

マレリホールディングスは、2016年(平成28年)10月に設立された「マレリ(株)」などグループ企業を傘下に持つ、持ち株会社。

マレリ(株)は元々、「カルソニックカンセイ(株)」として1938年(昭和13年)8月に設立され、日産自動車(株)のトップサプライヤーとして、東証1部に上場していた。

2017年に米投資ファンドKKRの傘下に入り、イタリアの自動車部品メーカー「マニエッティ・マレリ」と統合した。2019年以降は「マレリグルーブ」としてグローバルな営業活動を進めていた。

しかし、日産自動車の販売不振や、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、2020年12月期には約1兆2665億4000万円を計上していたのにもかかわらず、最終的には約1442億8200万円の赤字となり、2022年3月1日にはグループ会社5社で事業再生ADR手続きを申請していた。

スポンサー候補企業へ支援を要請する一方で、金融機関との交渉を進めていたが全26行から同意を得られずADR不成立となっていた。
しかしながら、再生計画について5分の3以上の同意が得られたことから、簡易再生申請へと踏み切った。

エアバッグ大手の「タカタ(株)」の2017年6月民事再生時の負債1兆823億8400万円を上回り、自動車部品製造業では過去最大の負債額となった。一般債権については全額保護される見通し。
尚、マレリグループのサプライヤーは全国に3万7965社に及び、内、製造業は1万3581社。取引を続けている一般企業からは、今後再生へ期待の声も上がっている。

負債は約1兆1856億2600万円。

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