老人ホーム経営者が民事再生法申請へ
愛知県の元・病院経営、老人ホーム経営「社会福祉法人如水会」は、2022年2月1日に岐阜地裁へ民事再生法の適用を申請。
「社会福祉法人如水会」は、2008年(平成20年)3月設立の病院や老人ホームの経営法人。三重県亀山市および岐阜県大野町で特別養護老人ホームを運営。さらに2018年4月には愛知県豊田市に総合病院を開業。
病床数200超えの大型病院で、各施設周辺の高齢者や住民を対象に運営を行っていた。ピークの2020年3月期には年収入高約26億1400万円を計上。
しかし、新設の病院として開業に伴う設備資金の借り入れが年商の2倍程度に達し、人件費や各施設の原価昇格負担も大きく、資金繰りを圧迫しているところへ、新型コロナウイルスの影響を大きく受けて業績が伸び悩んだ。コロナによる看護師不足なども重なり、2021年11月には病院事業を同業者に譲渡していた。
今後の運用を岐阜と三重の特別養護老人ホームに絞り、業績の再建を図るべく今回の民事再生申請となった。
負債は約65億円。
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