社会福祉法人である老人福祉事業者が民事再生法申請へ
広島の「社会福祉法人サンフェニックス」は、2021年9月28日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請。その日のうちに再生手続き開始決定を受けた。
「社会福祉法人サンフェニックス」は、1994年(平成6年)12月に設立。広島県福山市にある「サンフェニックス」「丘の上ケアハウス」「エバーグリーン花園」、岡山県笠岡市にある「三愛園」「青松楼」、東京都中野区の「ハートテラス中野弥生町」などで老人福祉施設の運営を行っていた。2015年3月期には年収入高約20億9700万円を計上。
しかし、建物の老朽化が目立ち、積極的な設備投資によって借金が膨らみ、連続的に欠損がつづき、業績が一気に悪化していった。多額の資金が社外に流出するなど資金繰りが悪化したり、一部施設の休止を余儀なくされるなどの経緯を経て、今回の措置となった。
負債は約60億円。
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