大型解体工事用重機リースで急速成長した会社が民事再生
神奈川県の「(株)PROEARTH」は、12月26日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、27日同地裁より監督命令を受けた。
株式会社PROEARTHは、2007年(平成19年)9月設立。
パワーショベルやダンプなどの建設機械の販売業者であるとともに、自社で解体工事用の特殊重機を多数保有していたことから、宮城・熊本の災害復旧復興工事や首都圏の大型解体工事などで積極的な営業活動を展開し、利益率の高いリース部門にも注力して業績を拡大。
2017年7月期の年売上高は約177億1700万円と、設立からわずか10年で関東有数の建設機械・トラック販売業者へと成長を遂げていたが、財政面では銀行からの借入金が膨らみ脆弱なものとなっていった。
10月に大口の取引先であった土木工事業者が破綻し、多額の不良債権が発生。
信用収縮が一気に進んだ結果、資金繰りが困難となり自主再建を断念した。p>
負債は債権者約357名に対し約151億8539万円。
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