<続報>「森のたまご」鶏卵事業グループの会社更生手続き開始
東京の「イセ食品(株)」のグループ会社である、三重県「(有)伊勢農場」は、4月28日に東京地裁より会社更生手続き開始決定を受けた。
※先日記事にした、『 鶏卵事業大手2社が会社更生法へ 』 の続報となります。
三重県の「(有)伊勢農場」は、2005年(平成17年)2月に設立された養鶏業者。
伊賀市に8棟、いなべ市に6棟の大規模養鶏場を持ち、東京の「イセ食品(株)」のグループ会社として、飼料作り、種鶏育成や採卵、および出荷までの一連を担い、自社ブランドとして「森のたまご」や「伊勢の玉子」の生産や集荷を主に行っていた。
2016年1月期には年売上高約57億4300万円を計上。
しかし、飼料価格の高騰や、卵価の低迷が続き、収益は下降へ。
2021年1月には約48億3700万円にまで落ち込み、3期連続での欠損計上となっていた。
さらに新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、卵の価格が下落したことで、苦しい資金繰りが続いていたが、グループ会社の「イセ食品(株)」をはじめとする、イセ食品グループでの会社更生法の申し立てが行われており、今回の措置となった。
(有)伊勢農場の負債は、約30億円の見込み。
【注意】当サイトに掲載している弁護士・司法書士はヤミ金融問題に対応しているとは限りません。
ヤミ金融被害の相談は、エストリーガルオフィスなど対応している専門家へ相談することをおすすめします。